『期待されない人生』
と一言で言うと
何だか物悲しいフィーリングがありますが
私は人生の大半を、この
『期待されない人生』
のメリットの部分で生きて参りました。
何となく、場の空気を読んで
無難でいる方が楽だし安全だったから。
私には、3つ上の姉がいます。
姉は優秀で近所でも有名な才女。
通信簿もほぼオール5に近く
最低でも3。
しかも、その3は保健体育。
中学の時はs全学年で一番を誇った
事もあるのです。
高校から名門校に入り
そのままエスカレーター式で大学。
倍率の高い難しい学部でした。
一方、私は
昭和あるあるな感じの子で
ちびまる子ちゃんの様にな
ちょいと、素っ頓狂な?子供でした。
前にも書きましたが
他の子が当たり前に出来る事が
出来ない。
そんな子供でした。
姉は本当に優秀だったので
常に両親の期待と
プレッシャーが掛かりました。
テストで100点以外の点数
と、言っても平均90点以上。
それでも、褒めてもらえる事はなく
「ここ、どうして間違えたの!」
と、両親に厳しく言われていたのを
見て育ったのです。
その時に思ったのが
「期待されると大変な事になる…。」
でした。
それから私の
出し惜しみ人生が始まるのです。
実際。。。
『優秀』であるより
『おバカ』の方が
楽でしたし、良い事尽くめ(*゚∀゚*)
うっかり100点取ってしまった時には
「え?お誕生日??」と思うくらい
豪勢なお夕飯なのでした(笑)
これに味を占めると
「私は、この路線で行こう!」
と、密かに心に誓いを立てるのですが
これがまた。。。
後々に、参事を引き起こすのですよ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
そう、実力発揮しては危険なので
常に絶妙な線で、出し惜しみ♡
家族間では
とっても便利な
コミュニケーションツールでしたが
物心ついた時からやってるので
急にはチャンネル変えれないんですよ(^^;;
どんな弊害があったかというと。
後一歩!と言う時に
いつもチャンスが掴めず終わるんです。
そこそこ、評価を頂いていても
一番得たい物は
掌から流れて行ってしまうのです。
『期待されたら、大変な事になる』
と、幼い頃に姉が
両親に期待されクリアし
更に高い目標を期待され
それもクリアして
更に、、、、目標、、、
でも、その割には評価されず。
ただただ、両親の期待に応えて
クリアしてた姉を
を遠目で見てたから。
『実力を発揮してはいけない』
何をやっても、どおも中途半端なのは
これが足枷になってしまってたんですね。
心理学を自分の為に学び
紐解いてみて、見えて来た事。
「な〜んだ、私がダメな訳ではなかったんだ。」
それは
私が私の身を守って
やっていてくれた事。
そう思うと「出し惜しみ人生」も
愛おしいく思います(^^)
当時は姉妹で大変な思いを致しました。
特に姉は。
期待に応えて行く事が
両親を喜ばせる事。
自分の存在価値。
80点では怒られるのに
ポッと出の妹は
80点でもお祭り騒ぎなのですから
心が凍りつく瞬間は
沢山あったと思います。
今では姉妹で笑い話し(^^)
戦時中の混乱期を生き抜いて来た
両親からしてみれば
自分にはして貰えなかった
十分な教育をしてあげたい。
どこにお嫁に行っても
恥ずかしくない娘にしてあげたい。
(出戻ってゴメンよぉ)
という、想いだったのだろうなぁ〜と思い
今は感謝が湧いて参ります。
私が欲しかった愛。
両親が注ぎたかった愛。
形が違っていたけど
だからこそ、気づかせて頂けた事。
愛は愛で在る事に、違いはないですね(o^^o)
ここからの人生は
『笑顔で本領ダダ漏れ人生』
で参りますわよ♡
Photo by.塚本ダイさん